2018年度に開始された日本専門医機構の新専門医制度のもと、リハビテーション科専門医を目指す医師のために、2017年8月から京都府立医科大学リハビリテーション科専門研修プログラムを公開しています。本プログラムは現在のところ京都府では唯一のリハビリテーション科専門研修プログラムです。

京都府立医科大学リハビリテーション科専門研修プログラムは、京都府立医科大学が基幹研修病院となり、専門研修連携施設(連携施設24、関連施設8)とともに、リハビリテーション医学・医療を担う専門医を養成するプログラムです。専門医に必要な考える力を身につけるとともに、各領域(表2)における急性期、回復期、生活期(維持期)のリハビリテーション医学・医療を、3年間にわたって学ぶ内容です。また、当教室初のリハビリテーション科専門医として2021年3月に1名、次いで2022年には2名が専門試験に合格しています。2022年4月現在、当教室には専攻医として12名が所属しています。
基幹研修病院である京都府立医科大学のリハビリテーション医学教室では、経験豊富な指導医・専門医がきめ細かく教育を行う充実した指導体制をとっています。リハビリテーション科専用の病床を有しており、主治医・担当医として研修を行います。また、附属病院リハビリテーション部と連携した各診療科の患者のリハビリテーション診療、外来では生活期の診療を学びます。希望があれば大学院への進学も可能です。京都府立医科大学附属病院での基本的な研修を終えたあとは、回復期リハビリテーション病棟を持つ病院などで構成される専門研修連携施設での研修を行います。各連携施設では教室と連携を取りながら、指導医および専門医が専攻医の指導にあたります。
これと並行し、学内外で開催される学術集会や研修会に参加して知識を広げるとともに、自ら症例報告や研究成果の発表を行いながらリサーチマインドを身につけていきます。
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詳細なプログラムの内容については下記からPDFファイルを閲覧・ダウンロード可能ですので、ぜひ確認してみてください。